2024年10月19日(土),20 日(日)に、はまぎんホールヴィアマーレで、第23回日本婦人科がん分子標的研究会を開催する運びとなりました。会場は、ランドマークタワーに隣接しており、みなとみらい周辺を楽しんでいただくのに格好のロケーションです。とは言え、できる限り学会もお楽しみにいただきたく、水島大一実行委員長を中心に鋭意、準備を進めております。
私自身、この学会には大変深い思い入れがあり、会長を務めさせていただくことを大変光栄に思っております。というのも、ちょうど私が神奈川県立がんセンター婦人科医長の時代に、第3回日本婦人科がん分子標的研究会を2004年7月に、当時の婦人科部長で恩師である故・中山裕樹先生が会長をされ、明らかになりつつあった細胞のアポトーシスや不死化の話題にうっとり聞き入っていたことを鮮明に覚えております。さらに本研究会は、地方色豊かな会長からのおもてなしも楽しみの一つですが、大学院生の登竜門とも言える若手研究者の熱いご発表、フロアとの丁丁発止のやり取り、充実した教育講演やシンポジウムと、婦人科腫瘍研究者の集いとしての役割を十分に果たしてまいりました。
さて、今回の学会は、横浜市立大学産婦人科の大きな研究テーマの一つである卵巣明細胞がんに関するシンポジウム、子宮肉腫治療の最前線の教育講演など、盛りだくさんのプログラムを準備しております。テーマを「婦人科がん分子標的治療の未来創生」とし、最新の話題をご提供し、参加者の今後の研究に少しでもお役に立てばと思います。
実は、婦人科系の比較的大きな学会との日程調整がつかず、どうしても会場に足を運んでいただけない会員向けに、オンデマンドのビデオも後日公開いたします。また、会場においでいただける研究者の皆様におかれましては、是非、積極的に演題をお出しいただき、研究チームでご参加いただければ幸いです。
横浜で、多くの婦人科腫瘍の研究者の皆様とお会いできることを楽しみに、教室員一同、準備をしてまいります。

第23回日本婦人科がん
分子標的研究会
会長 宮城 悦子
(横浜市立大学医学部
産婦人科学教室 主任教授)