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第72回日本気管食道科学会総会ならびに学術講演会

会長挨拶

第72回日本気管食道科学会総会ならびに学術講演会にむけて

 このたび第72回日本気管食道科学会総会ならびに学術講演会を令和2年11月3日~4日に仙台国際センターにおいて開催させていただくことになりました。本学会を担当する機会を賜りましたことに東北大学耳鼻咽喉科学教室を代表して、桑野博行前理事長、塩谷彰浩理事長をはじめ役員、会員の皆さまに心より感謝を申し上げます。
 日本気管食道科学会は、気道ならびに消化管の入り口を扱う外科、内科、耳鼻咽喉科、形成外科ほか多様な専門性をもつ医師が集まり学際的な討議や交流を可能としています。この領域では近年、悪性腫瘍、高齢、形態異常、麻痺、炎症、代謝異常、精神疾患などの様々な要因で生じる、呼吸、発声、嚥下の機能障害を伴う患者が増加し、これらの機能障害は生命予後を低下することに加え、生活の質を大きく損なっています。呼吸、発声、嚥下の機能は中枢、口腔~胸腹部にいたるまで複数器官が連携してはじめて十分に働き得るものであり、気管食道科の治療に関わる多くの診療科が互いの知識と技量を交換また進歩させることが、患者の機能回復および機能障害の予防を進めるうえで必要と考えられます。
 今回の学術講演会では、「気管食道科学の未来を拓く~呼吸・発声・嚥下の機能を守る」を主題とさせていただき、外来や病棟で応用できる基本的な技術や治療概念から、先進的な診断法や手術手技まで、低侵襲で身体機能を守る治療に焦点をあててプログラムを準備することに努めます。また機能障害の治療には欠かせない言語聴覚士をはじめとする経験豊かなメディカルスタッフの講師を招聘し、リハビリテーションに関する情報を提供していきたく存じます。
 関係する器官、機能、疾病別にジャンルの異なるセッションを3~4会場で平行して行います。これから臨床や研究に取り組む若手の先生、活発に診療に取り組んでおられる中堅の先生方、診療に熟達したベテランの方々まで、出来ましたらご自分の専門とされていない話題も含めて自由に聴講していただきたいと考えております。特別講演やシンポジウムなど企画プログラムの詳細は4月頃のHPでご案内し、演題募集は4月~6月を予定しています。これから開催までの間、学会の企画や実施に関して忌憚のないご意見・ご指導をいただけましたら有難く存じます。
 会期の11月初旬は東北地方において山々が秋の装いに包まれ、宮城では山海の味覚に恵まれ、温泉の恋しい頃となります。会場の仙台国際センターは地下鉄駅に隣接し仙台駅および仙台市中心部から10分ほどの立地です。学会における新しい知識の習得や活発な討議の合間には仙台市街や近郊の松島、秋保温泉、作並温泉、宮城蔵王などを訪れていただき、本学会をよい研修と交流の場にしていただけましたら幸甚です。
 皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

東北大学大学院医学系研究科 耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野 香取幸夫

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