会長ごあいさつ
第34回日本頭頸部外科学会総会・学術講演会
会長 小島 博己
東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科学教室
この度、第34回日本頭頸部外科学会総会・学術講演会を2025年1月30日(木)と31日(金)の両日にわたり東京で開催させていただくことになりました。開催にあたり平野滋理事長をはじめ役員各位および会員の皆様に心よりお礼申し上げます。
日本頭頸部外科学会は会員数2000名を越え、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の関連学会の中では最大規模の学会の一つであり、頭頸部領域の手術の発展に貢献してきた学会であります。本学会を当教室が開催させていただくことは、大変光栄に感じるとともに身の引き締まる思いです。
今回、「創造と工夫」というテーマを掲げました。頭頸部外科手術においては先達によって確立された多くの素晴らしい術式が存在します。私たち頭頸部外科医はこの伝統的技術を後進に確実に継承していく必要があると同時に、現状に満足することなく、治療成績や患者満足度の向上を目指していかなくてはなりません。伝統的技術を守りながらも新しい治療や手術手技を創り出し、そこに培われた経験から得た工夫を加えることで、頭頸部外科の医療を更なる高みへと導くことが求められていると考えます。本学会がこれまでの伝統を発展させ、より良い頭頸部外科の医療を探求できる場となることを期待しています。
会場は「ヒルトン東京お台場」で、ゆりかもめ「台場駅」に直結し、東京駅・品川駅からのアクセスも便利で、全国からの先生方がご参加いただくには最適なロケーションです。会場自体も講演会場、機器展示会場などをすべてワンフロア―内に収めることができるため、ご参加いただく方々の会場内の移動も非常にスムーズです。夜にはレインボーブリッジやお台場周辺の美しい夜景を楽しむことができ、学会の合間に是非、お台場の美しい景色や魅力をご堪能ください。また、銀座や新橋など都内の繁華街へのアクセスも良好です。また、「創造と工夫」のテーマにちなんで、学会ポスターにも用いている当教室員が作製した手術機器をモデルとしたレゴ®の作品も会場内に展示する予定ですので、こちらもご鑑賞いただければと思います。
本学会が頭頸部外科医療の一層の発展に少しでも貢献できればと思います。多彩な魅力的なプログラムを企画し、教室、同門をあげて、ご参加いただく皆様にとって実り多い学術講演会となるよう鋭意準備してまいります。多くの皆様のご参加をお待ちしております。