大会長あいさつ

第68回日本体力医学会大会のご案内

大会長 栗原 敏

第68回日本体力医学会大会

  • 大会長栗原 敏(学校法人慈恵大学 理事長)
  • 副大会長勝村俊仁(東京医科大学)
    鈴木政登(東京慈恵会医科大学)

日本体力医学会は、国民の健康の維持と増進、疾病の予防、スポーツ外傷・障害、アスリートの競技能力の向上などの課題に取り組み、研究成果を国民に還元している学会で、昭和24年に創立されました。日本体力医学会は日本医学会分科会の一学会として位置づけられており、約5,000名が会員として登録しております。学会が設立されて以来、毎年、国民体育大会が開催される都道府県で、学術集会(日本体力医学会大会)を開催することになっており、第68回大会を平成25年9月21−23日、東京(日本教育会館、学術総合センター)で開催することになりました。この大会では、高齢社会になった日本の現状を考え、“健やかに生きる〜康寧を求めて〜”を大会のテーマにしました。

大会プログラムでは、特に、(1)高齢者から競技選手にいたるまでの体力、(2)栄養、(3)疲労の問題を中心として取り上げたいと考えています。高齢社会の日本では、高齢者の運動能力低下が社会的な問題になっています。また、疾病予防のための運動に関する最新の知見は、国民の健康の維持・増進に貢献することでしょう。さらに、人間が健康的な日常生活を送り疾病を予防するためには、栄養の問題が重要です。東京慈恵会医科大学の創立者・高木兼寛が明治時代、脚気の発症に食物の栄養素が関係していることを指摘し、これがビタミンB1発見の端緒となったことを踏まえて、栄養について考えたいと思います。さらに、身体的、精神的な疲労は、最近、一層社会の注目を集めています。疲労の原因物質が明らかになりつつある中で、新たな視点で疲労を考えてみたいと思います。
これらの研究に関して、国際都市東京で開催されるにふさわしい国際水準のエビデンスが発表される学会にしたいと思います。

また、都民の皆様に日本体力医学会の研究成果を還元するために、都民公開講座を開催し、最先端の研究成果を分かりやすくお話して、都民の皆様の健康の増進と疾病の予防に役立つようなプログラムを考えております。

このような第68回日本体力医学会大会を東京で開催することができることを大変光栄に存じます。多数の方のご参加を歓迎しますと共に、皆様のご支援とご理解をお願い申し上げます。