演題募集期間
2021年10月5日[火]
~11月16日[火]
12月7日[火]
※終了いたしました
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第34回日本喉頭科学会学術集会
会長 倉富 勇一郎
(佐賀大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科)
第34回日本喉頭科学会総会・学術講演会を、令和4年(2022年)3月10日(木)11日(金)にホテルニューオータニ佐賀にて開催させていただきます。本学術講演会を佐賀大学が主催させていただくのは第6回(進 武幹会長),第20回(井之口 昭会長)に続き14年おきの3回目になり,大変名誉なことと存じますとともに,その重責に身が引き締まる思いです.このような機会を与えていただきました梅野博仁理事長,塩谷彰浩前理事長,ならびに学会役員そして会員の皆様に厚く御礼申し上げます.
学会のテーマを「地方からの創出」としました.佐賀県は人口も面積も小さな地方ではありますが,その地方において喉頭科学の新しい知見を集約し,喉頭科学さらには医学・医療の進歩に結びつけるとともに,地方色も打ち出した学会にしたいと考えています.特別講演として佐賀大学地域学歴史文化研究センター特命教授の青木歳幸先生に,我が国の近代医学や医療制度の形成と、その過程において佐賀の医師たちが果たした貢献について講演していただきます.学会ポスター左下に描かれた絵の意味も,お話しいただけるものと思います.また佐賀大学救急医学講座教授・高度救命救急センター長の阪本雄一郎先生には,行政と密にタイアップした佐賀県における新型コロナ感染症に対する医療体制について講演していただきます.いずれも佐賀という「地方でも出来た」「地方だからこそ出来た」医学、医療に関する内容です。お楽しみにお聞きください。
シンポジウム,パネルディスカッションとしては主題の一つを進行喉頭癌とし,その治療の有害事象対策や治療後の音声機能再獲得をとりあげます.もう一つはダイバーシティーの推進を目指し性同一性障害の治療をとりあげ,望む性へ向けての音声改善について我々医療者ができることを討論していただきます.その他に声門開大,喉頭横隔膜症,披裂軟骨脱臼に関するセミナーを予定しています.これらをプレナリーセッションとして第1会場で行います。
一般演題としては118題を申し込みいただきました。今回は2つの口演会場と1つのポスター会場としており、一般口演数が限られるため33題はポスターとさせて頂きました。コンパクトで移動しやすい会場ですので、興味ある発表をお聞きいただいて、一般演題についても活気ある討論をお願い致します。
会場は佐賀城の堀端にあり、近くには佐賀城本丸歴史館などの歴史的史跡が徒歩圏内にあります。車で1時間以内には吉野ケ里歴史公園、世界文化遺産の三重津海軍所跡、有明海の干潟、更には伊万里・有田・唐津焼や武雄・嬉野の温泉など名所・旧跡が多数です。3月上旬の佐賀は桜の花芽が膨らみ始め季節的に新しい息吹が感じられ、佐賀城下ひな祭りも開催中です。学会の合間、終了後には佐賀の文化と自然、そして酒と食も味わっていただければと思います。
年末年始から新型コロナ感染症が急増しましたが,参加者の多くが3回のワクチン接種済みと思われますし、十分な感染対策を行うことにより現地開催が可能と考えています。皆様のご理解とご協力をいただきながら安全に学会を遂行する所存です.多くの皆様に佐賀にお出でいただき、学会と佐賀を楽しんでいただくことを心よりお願い申し上げます。