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会長挨拶

第41回日本頭蓋顎顔面外科学会学術集会
会長 垣淵 正男
兵庫医科大学 形成外科学講座 主任教授

会長 垣淵 正男

この度、第41回日本頭蓋顎顔面外科学会を、2023年11月9日(木)、10日(金)の両日、「国生みの地」として知られる兵庫県の淡路島の玄関口に安藤忠雄氏が設計した淡路夢舞台国際会議場にて開催させていただきます。

お世話になりました役員、会員ならびに関係の皆様には心より感謝申し上げます。

本学会テーマは「Philosophy of Cranio-Maxillofacial Surgery」とさせていただきました。テーマに添えてあります「Cogit, Ergo Sum」は、近代思想の父とされるルネ・デカルトの「我思う。故に我あり。」という命題のラテン語訳です。

医療者が一般的に備えるべきものは知識と技術と経験ですが、人の顔が主戦場となる頭蓋顎顔面外科においては、それらに加えて術前後の状態を把握する「感性」と形態と機能を統合する「哲学」が求められると思います。前回、第40回のテーマの「Aesthetic mind」が「感性」の要素であるとすれば、今回の「Philosophy」をもって十全なるCranio-Maxillofacial Surgeonへの道を模索します。

海外招待講演として、欧米とアジアを代表するハイボリュームセンターから、The Craniofacial Center of DallasのJeffery Fearon先生と、私も若き日々を過ごしたChang Gung Memorial HospitalのLun-Jou Lo先生に来日していただき、Fearon先生には「Single suture synostosis」と「Syndromic synostosis」の2講演、Lo先生には「Cleft lip and palate / Orthognatic surgery」のご講演を賜ります。本学会の発展を支えて来られた先生方が旧交を温め、本学会の将来を担う先生方の目を海外に向ける機会となれば幸いです。

特別講演は、東京大学総合研究博物館の海部陽介先生に、「人類進化における頭蓋顎顔面形態の変遷」についてお話していただきます。

教育講演は、兵庫医科大学歯科口腔外科の高岡一樹先生に「上下顎再建におけるインプラント」についてのご講演をお願いしております。

シンポジウム、パネルディスカッションでは、頭蓋顎顔面外科の各領域のレジェンド、エキスパート、新進気鋭の先生方の「Philosophy」を拝聴したいと思います。

2日目の11月10日(金)の午後には、当科の西本 聡先生が担当する第15回クラニオフェイシャルワークショップが併催されます。

また、学会翌日の11月11日(土)には、兵庫県西宮市の兵庫医科大学構内にて、学術講習会「3Dプリンターによるシミュレーションモデル作成」を予定しております。

ウィズコロナのあり方は、世界から少し出遅れた感がある我が国でも模索されておりますが、今回も感染対策を充分に施したうえでの現地開催を目指して準備を進めております。

明石海峡大橋と夕日の競演が美しく、豊かな自然と海の幸、山の幸に恵まれた淡路島で、多くの皆様のご参加をお待ちしております。