第108回日本病理学会総会

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講習会

2019年度専門医更新講習会にあたり

森井 英一(大阪大学大学院医学系研究科 病態病理学・病理診断科)

病理専門医制度は2017年度については学会主導で、そして2018年度からは日本専門医機構が主導するプログラム制として実施されています。専門医の資格更新に関して、病理学会はこれまで病理学会認定から専門医機構認定の専門医としての更新をしていただけるように準備を進め、移行期間として数多くの方々に機構認定の専門医資格として更新していただいております。順調な移行にご協力いただいていることに深謝申し上げます。更新を行う上で重要な位置付けにあるのが、診療実績の証明、領域別講習の受講、共通講習の受講ということになりますが、本講習会では、坂元 亨宇総会会長のご高配により、共通講習の中でも必修項目とされている「感染対策」、「医療安全」、「医療倫理」の3つの講習をまとめて行い、会員の皆様が無理なく共通講習を受講できる機会としていただきました。必要以上の単位を取得することはありませんが、必須の項目を一度に受講できる機会はなかなかございませんので、是非ご活用いただきたいと存じます。講習会開催の趣旨を十分にご理解いただき、できるだけ多くの会員の方が受講していただけますようお願い申し上げます。

専門医更新講習会(専門医共通講習)

5月11日(土曜日)15:30~16:30 第1会場(ホールC)
医療安全講習会

座長:池田 栄二(山口大学大学院医学系研究科病理形態学講座)
CP-1 今改めて考える医療安全―事例で学ぶリスクマネジメント―
講師:山本 貴章(東京海上日動メディカルサービス株式会社)

5月11日(土曜日)16:30~17:30 第1会場(ホールC)
医療倫理講習会

座長:尾島 英知(慶應義塾大学医学部病理学)
CP-2 病理学研究のための倫理指針と臨床研究法
講師:神山 圭介(慶應義塾大学病院臨床研究推進センター)

5月11日(土曜日)17:30~18:30 第1会場(ホールC)
感染対策講習会

座長:梅澤 明弘(国立成育医療研究センター再生医療センター)
CP-3 医療感染対策の基本的な考え方と実践
講師:長谷川 直樹(慶應義塾大学医学部感染制御センター)

事前の受講申し込みはございません。
受講料(1,000円)が必要となります(受講料にはハンドアウト代が含まれます)。
受講料納入場所:東京国際フォーラム地下2階「ホールE」前ロビー講習会受付(5/9 8:00から受付開始)
講習会会場への入場の際に、ハンドアウトをご提示ください。
専門医更新に必要な受講証明書はハンドアウトに付録しております。
※ハンドアウトは売切次第終了となります。(1,500冊)

剖検講習会(診療領域別講習)

5月11日(土曜日)13:40~14:40 第2会場(ホールB7(1))

座長:廣瀬 隆則(兵庫県立がんセンター病理診断科/神戸大学地域連携病理学研究所)
DS-12 病理解剖の進め方と報告書の作成について
演者:井上 健(大阪市立総合医療センター病理診断科)

事前の受講申し込みはございません。
受講料(1,000円)が必要になります。
受講料納入場所:東京国際フォーラム地下2階「ホールE」前ロビー講習会受付(5/9 8:00から受付開始)
病理専門医試験受験予定者の先生は下記の案内を必ずご確認の上、必要書類を準備ください。

◎2019年度剖検講習会のご案内
http://pathology.or.jp/news/news/Seminar_of_autopsy_diagnosis2019HP.pdf

病理診断講習会(診療領域別講習)

系統的病理診断講習会(診療領域別講習)

5月9日(木曜日)9:00~10:00 第2会場(ホールB7(1))
系統的:消化管前癌病変の病理組織診断と遺伝子変異

座長:九嶋 亮治(滋賀医科大学医学部附属病院病理診断科 病理部)
DS-1 大腸腺腫と鋸歯状病変の組織形態と分子病理
演者:関根 茂樹(国立がん研究センター中央病院・病理)

5月9日(木曜日)15:00~16:00 第2会場(ホールB7(1))
系統的:胆道の病理

座長:三橋 智子(北海道大学病院病理部/病理診断科)
DS-4 胆道の病理
演者:原田 憲一(金沢大学・医・人体病理)

5月10日(金曜日)13:00~14:00 第2会場(ホールB7(1))
系統的:腫瘍免疫の基礎

座長:谷田部 恭(愛知県がんセンター遺伝子病理診断部)
DS-7 腫瘍免疫の基礎
演者:久保 輝文(札幌医大・医・第一病理)

5月11日(土曜日)9:00~10:00 第2会場(ホールB7(1))
系統的:解剖(心臓)

座長:柴原 純二(杏林大学医学部病理学教室)
DS-10 心・血管系の病理解剖所見
演者:池田 善彦(国立循環器病研究センター病理部)

ハンドアウトを1冊3,000円にて販売いたします。
販売場所:東京国際フォーラム地下2階「ホールE」前ロビー講習会受付(5/9 8:00から受付開始)
受講証明書は各会場前にて配布いたします。

臓器別病理診断講習会(診療領域別講習)

5月9日(木曜日)13:00~14:00 第2会場(ホールB7(1))
臓器別:尿路上皮腫瘍

座長:村田 晋一(和歌山県立医科大学人体病理学教室)
DS-2-1 内反性増殖を示す尿路上皮性腫瘍の病理診断
演者:大江 知里(関西医大・医・臨床病理)
DS-2-2 尿路上皮癌の組織亜型診断へのアプローチ
演者:林  博之(福岡大・医・病理)
DS-2-3 腎盂尿路上皮癌:主に尿路上皮癌と腎細胞癌の鑑別について
演者:小島 史好(和歌山県立医科大学人体病理学)

5月9日(木曜日)14:00~15:00 第2会場(ホールB7(1))
臓器別:肝(NASHの病理診断)

座長:相島 慎一(佐賀大学医学部病因病態科学診断病理学分野)
DS-3-1 非アルコール性脂肪性肝疾患/脂肪性肝炎(NAFLD/NASH)の病理
演者:伊倉 義弘(愛仁会高槻病院・病理)
DS-3-2 NASH周辺・関連疾患の病理
演者:常山 幸一(徳島大学・医・疾患病理)

5月10日(金曜日)13:00~14:00 第3会場(ホールB7(2))
臓器別:食道

座長:根本 哲生(昭和大学横浜市北部病院臨床病理診断科)
DS-8-1 食道癌の組織型と鑑別診断
演者:河内 洋(がん研究会有明病院・病理)
DS-8-2 食道生検の病理診断のピットフォール
演者:立石 陽子(横浜市大・医・病理)

5月11日(土曜日)8:00~9:00 第3会場(ホールB7(2))
臓器別:骨軟部

座長:元井 亨(がん・感染症センター都立駒込病院病理科)
DS-11-1 血管周皮腫様血管を伴う紡錘形細胞の鑑別診断~孤立性線維性腫瘍と必ず区別すべき腫瘍性病変~
演者:山田 裕一(九州大学・医・病理)
DS-11-2 骨巨細胞性病変の病理診断
演者:加藤 生真(横浜市大・医・分子病理)

ハンドアウトを1冊3,000円にて販売いたします。
販売場所:東京国際フォーラム地下2階「ホールE」前ロビー講習会受付(5/9 8:00から受付開始)
受講証明書は各会場前にて配布いたします。

本年度より「臓器別病理診断講習会」での提示症例はWSI化し、web公開となりました。
呈示症例を事前にご覧頂くことで、講習会がより一層有用なものになると思われますのでぜひご活用ください。

WSI症例

尚、それに伴いまして、「検鏡コーナー」での病理診断講習会提示症例のガラス標本の供覧はございませんので 何卒ご了承くださいませ。

分子病理診断講習会(診療領域別講習)

5月10日(金曜日)8:00~10:00 第2会場(ホールB7(1))

座長:森井 英一(大阪大学大学院医学系研究科病態病理学講座)
田中 伸哉(北海道大学大学院医学研究院・医学院病理学講座腫瘍病理学教室)
DS-5-1 病理学におけるAI技術
山本 陽一朗(理化学研究所革新知能統合研究センター病理情報学チーム)
DS-5-2 ゲノム編集技術~CRISPR/Cas9を用いた研究材料の作成と病理学研究への利用
近藤 英作(新潟大・医・分子細胞病理)
DS-5-3 次世代シークエンス技術の基礎と臨床応用
畑中 豊(北海道大学病院ゲノム・コンパニオン診断研究部門)

事前の受講申し込みはございません。
受講証明書は会場前にて配布いたします。

指導医講習会(診療領域別講習)

指導医講習会1

5月10日(金曜日)8:00~9:00 第3会場(ホールB7(2))

座長:矢野 博久(久留米大学医学部病理学講座)
DS-6 ジョンズホプキンス大学臨床肝臓病理診断部コンサルテーションサービスでの経験を通して
講師:大島 喜世子(ジョンズホプキンス大・医・病理)

指導医講習会2

5月11日(土曜日)8:00~9:00 第2会場(ホールB7(1))

座長:大橋 健一(横浜市立大学医学部病態病理学教室)
DS-9 医療関連死―事故防止・真相の究明・紛争の回避と解決
演者:藤田 眞幸(慶應義塾大・医・法医)

事前の受講申し込みはございません。
受講証明書は会場前にて配布いたします。
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