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わかりやすい抄録の書き方
【内容】
- 他学会および雑誌等で未発表であること(2重投稿にあたらないこと)
- 目的・方法・結果・考察・結論にまとめる(ただし、シンポジウムやパネルディスカッション、講演等の抄録についてはこれに該当しない)
目的:本研究の目指す内容。この研究で何を明らかにしようとしているのかを記載する
方法:目的から結論を得るための方法及び検討内容
結果:調査した事実、計算結果、分析結果などをありのまま客観的に書く(自分の考えを書かない)
考察:結果をもとに何がわかったか。また、他の文献等と比較して妥当か否かを述べる
結論:全体の要約・主旨、提言等の合意、目的に対しての回答、残された課題、研究の要望等を簡潔に記す - 倫理的配慮について記載すること
*倫理的配慮の記述(実験研究における2群振り分けの詳細についても)の記載のない場合は採択されない可能性がある *学会発表では本文中に倫理的配慮の記述を行うこと
【記載様式】
- 日本語文字はすべて全角で記載、英数字はすべて半角で記載する
- 文末は端的にする(です・ます調は修正→だ、であるに修正)
- 単位があるものは必ず記載する(例:BMI→㎏/㎡)
- 商品比較をしているものは会社名、製品名の記載を控え、A,Bなどで表現する(その際、タイプなどの特徴を記載して商品を区別する)
- 抄録本文内で2回目以降に出てくる言葉を略す場合は(例:内視鏡的逆行性膵胆管造影(以下ERCP))と記載する
- 句読点は統一する(句点:。読点:、)
- 数字の小数点は「.」(半角ピリオド)とし、整数部の3桁の区切りは「,」(半角コンマ)する
- 小数点以下の記載は揃える(例:97.5と95.0など)
- 演題名には商品名を入れず一般名で記載する
- 商品名を記載する場合は、一般名を記載してから商品名(ホームページ等で調べ正確に)を記載する。特許情報プラットホームで検索する
- 薬剤は必ず一般名を記載する
- 本文中の商品名は商標マーク(R(®)・TM・SM・C(©))を必ず記載し上付きとする
- 商標登録表示:Rマーク(®)を登録商標の右上に付ける。例:StoneSmash®,ドルミカム®注射液
- 商品商標:商品についての商標(TMマーク™)。商標登録や商標出願の有無にかかわらず、商慣習的に使用される。商標の右上に付ける。例:Hugo™手術支援ロボットシステム
- 略語について (スペルの確認)
表題と抄録では、原則として略語の使用は避ける。抄録で何ヵ所かにでてくるような場合は、最初にでてきた箇所で正式名称を書いて ( ) で略語を記載する
例)内視鏡的逆行性胆管膵管造影(以下ERCPとする)
一度略語を定義づけたら最後まで該当する用語はその略語で記述する
使用する略語は、日本消化器内視鏡学会用語委員会の編集による「消化器内視鏡用語集」第5版掲載されたもの、用語集ダウンロード | 日本消化器内視鏡学会 JED-Project (jges.net)に限る - 医学用語は日本消化器内視鏡学会の定めた用語を用いることが望ましい
- 術式・ガイドラインは正式名称を用いる
- 一般化している医学用語は原則として日本語を用いる(例:erosion→びらん)
また、外国の人名、地名、および科学用語などは原語を用い、一般化したものはカタカナを用いる - 統計的仮説検定では正しい検定方法を選択する
- 統計記号は、斜体で記載する
例)t (20)=1.883、 p < 0.05、 r = 0.65
t検定、F(F値)、N(データ数)、df(自由度)、SD(標準偏差)、M(平均値)も斜体にするのが一般的 - 用語の表記の統一
さまざまな表記 | 統一表記 | |
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ウエブ、WEB、Web | → | Web |
e-Learning、eラーニング、e-ラーニング | → | e-ラーニング |
鎮静剤、鎮静薬 | → | 鎮静薬 |
洗腸剤、腸管洗浄剤 | → | 腸管洗浄剤 |