第23回耳鼻咽喉科手術支援システム・ナビ研究会、会期:2022年7月10日(日)

会長挨拶

会長 竹野 幸夫

第23回耳鼻咽喉科手術支援システム・ナビ研究会
会長 竹野 幸夫
広島大学大学院 耳鼻咽喉科学・頭頸部外科学 教授

このたび第23回耳鼻咽喉科手術支援システム・ナビ研究会を2022年7月10日(日)に広島市の広島国際会議場にて開催させていただきます。伝統ある本会の開催にあたり春名眞一代表世話人をはじめ役員各位の皆様に心よりお礼申し上げます。

本研究会は耳鼻咽喉科領域へのナビゲーションシステムの導入を契機として、平成11年11月に友田幸一会長のもとで第1回研究会が開催されました。その後、広く診療に関わる支援器具や、頭頸部外科領域の手術支援システムや新規資材などの分野も包括した研究発表と討論の場に変貌を遂げてきました。平成21年の第11回研究会からは、現在の耳鼻咽喉科手術支援システム・ナビ研究会として、継続した新規知見の発表と情報交換の場としての重要な位置づけを築いています。
余談ですが、人間の体には解剖学的に外界と通ずる「あな」の中で、耳鼻咽喉科医は5個の「あな」を専門にしています。耳の穴、鼻の孔、口のあな(腔)とありますが、孔が存在していればその中がどうなっているのか覗いてみたいと思うのは、人間が有する本能的な探求心といえます。外界とのアクセスルートを如何に正確に把握し、精密に操作し、低侵襲で疾患に対処するかの探求が、本研究会の永遠のテーマともいえます。

特別講演としては、「人間の感覚/運動機能の拡張デバイスの開発」(仮)と題して広島大学院先進理工系科学研究科教授の辻敏夫先生にお願いをしています。先生はヒューマンサイエンス、特にサイバネティクス、医用電子工学、生体感性モデリング領域の第一人者で、臨床医学分野とのトランスレーショナルリサーチで多くの業績を挙げられています。ヒトの運動や感覚機能能力を拡張向上する「人間拡張アシストデバイスの開発」について、貴重な講演が伺えることと思います。

また研究会の中核をなす一般演題に関しても、空間を十分にとることにより、現地開催ならではの白熱した議論ができることを祈念しております。

開催を予定しております7月上旬は、瀬戸内では例年梅雨明けの季節となり過ごしやすい時期といえます。また研究会に先立ち7月8・9日に同じ会場で、第84回耳鼻咽喉科臨床学会総会ならびに学術講演会を開催いたします。少し日程を延ばされては如何でしょうか。多くの皆様のご参加を教室員一同、心よりお待ちしております。

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