第79回日本めまい平衡医学会総会・学術講演会

会長挨拶

  • 第79回日本めまい平衡医学会総会・学術講演会
  • 会長 室伏 利久
  • (帝京大学医学部附属溝口病院 耳鼻咽喉科)
会長:室伏 利久 写真

このたび第79回日本めまい平衡医学会総会ならびに学術講演会を担当させていただくこととなりました。60年を越える歴史をもつ本学会を担当させていただくことは身に余る光栄と存じます。本学会を帝京大学医学部附属溝口病院耳鼻咽喉科で担当させていただくことは初めてであり、また、帝京大学全体といたしましても、1973(昭和48)年に鈴木淳一教授が第32回日本平衡神経科学会を担当して以来、47年ぶりと、ほぼ半世紀ぶりのこととなります。

約半世紀ぶりというインターバルは、オリンピックを連想させるものです。東京オリンピックは1969(昭和39)年に開催され、やはり約半世紀の時を隔てて2020(令和2)年の開催となりました。50年という歳月は決して短いものではありません。スポーツ界においても50年のあいだにはさまざまな変化がありました。同様にめまい平衡医学の領域においても多くの変化がありました。診断学の分野の変化としては、耳石器機能検査としてのVEMPの導入、垂直半規管機能検査としてのvHITの導入、また、内リンパ水腫の画像診断の発展などがあります。疾患の病態、治療についての考え方の変化が最も大きかったのは良性発作性頭位めまい症でしょう。さらに、前庭性片頭痛(片頭痛関連めまい)という疾患概念もあらたに登場してきました。その一方で、メニエール病は依然謎の多い疾患であり、また、両側前庭機能障害の治療には依然難渋しており、このように解決されずに残っている問題も少なくありません。このような現状をふまえて今回の学術講演会のテーマとして、『難問への挑戦』を掲げさせていただきました。シンポジウムのテーマは、『両側前庭機能障害への対応』、パネルディスカッションのテーマは、『メニエール病と前庭性片頭痛』とし、また、海外からの招待講演の演者として、VEMPとvHITの生みの親ともいうべきHalmagyi教授をお招きする予定です。このほか、ミニシンポジウムや教育セミナーも多数企画しております。

会場は新横浜駅至近の新横浜プリンスホテルといたしました。新幹線、航空機ともアクセスの良い会場です。全国から多くの会員の皆様がご参加くださることを願っております。めまい平衡医学の発展には、医師のみならず様々な分野の基礎研究者や医師以外のコメディカルスタッフの参加・連携もきわめて重要です。今回の学術講演会では、コメディカルスタッフの皆様にも参加しやすい学会とするよう検討中です。コメディカルスタッフの皆様もふるってご参加ください。新横浜でお待ちしています。

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