第84回日本めまい平衡医学会総会・学術講演会

会長挨拶

第84回日本めまい平衡医学会総会・学術講演会
会長 瀬尾 徹
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院耳鼻咽喉・頭頸部外科
会長:会長 瀬尾 徹 写真

このたび第84回日本めまい平衡医学会総会・学術講演会を担当させていただくこととなりました。会期は2025年11月26日(木)~28日(金)、会場は横浜市のパシフィコ横浜ノースといたしました。

日本めまい平衡医学会は、1957年の第1回前庭研究の集いに端を発します。その後、日本前庭研究会、日本平衡神経科学会、日本めまい平衡医学会と引き継がれてきました。そのような由緒ある学会を担当させていただくことは、大変光栄で身の引き締まる思いです。將積日出夫理事長をはじめ役員、顧問、代議員の皆様、会員の諸先生方に心から感謝申し上げます。さて聖マリアンナ医科大学としての本学会の開催は、第50回竹山勇会長、第58回加藤功会長、第73回肥塚泉会長に続く4回目となります。しかし聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院としては初めてのこととなります。これまでに多くの皆様方より様々なご助言、ご支援などをいただきました。期待を裏切らぬよう、実り多い学会となるよう努めてまいりたいと存じます。

今回のテーマは、「めまい診療の未来を探る」といたしました。最近のめまい平衡医学の進歩を振り返ってみますと、VEMPやvHITの開発と普及、そして前庭性片頭痛やPPPDなどの新しい疾患概念の確立など、すでに10年前の教科書には記載されていないことも増えてまいりました。これからもさらなる進歩が続くならば、未来のめまい診療はどのように変わって行くのでしょうか?文明開化の地でもある横浜で、明治期の先人たちが未来の日本を語り、将来を夢見たように、令和の横浜で会員の皆様とそのような夢のある話を探って参りたいと思います。

会期中は秋の行楽シーズンとなります。会場から少し足を延ばせば赤レンガ倉庫、中華街、山下公園などの様々な観光名所があります。またショッピングやグルメ探訪にも事欠きません。学会の合間にヨコハマを満喫していただけたらと思います。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

演題募集期間:2025年4月15日(火)〜2025年4月15日(火)