第84回耳鼻咽喉科臨床学会総会・学術講演会

開催日時

会場

ハンズオンセミナー会場（広島国際会議場　B1F　会議運営事務室）

セミナー内容

「ちょっと当てると色々分かる　頸部超音波を学ぶ」

　鳥取大学医学部　耳鼻咽喉・頭頸部外科　福原　隆宏

超音波検査（エコー）は体表面から見えない臓器を見ることができる検査ツールです。頸部のような浅在臓器に対して高い分解能を持つため、日常診療に活用すると非常に便利です。頸部が腫脹した患者を診察する場合、まず触診をおこないますが、触診では実際の解剖学的位置や腫瘤の性状などが分かりにくいことも多くあるとおもいます。エコーでは皮下の解剖が可視化でき、どこにどのような腫瘤があるかが把握できます。つまり触診の答え合わせがすぐにできるわけです。さらにリアルタイムにプローブで触りながら観察するため、腫瘤の硬さや可動性を視覚情報として得ることができます。このため、疾患の理解がしやすくなります。

例えば、顎下部の腫脹の原因が顎下腺なのか、耳下腺なのか、またはリンパ節なのか、さらに実質の腫脹なのか、腫瘍性病変なのか、炎症性か、悪性が疑われるのか、などがエコーでは可視化され、診断できます。そして、次に必要となる検査や治療が判断しやすくなります。

近年、エコーの画像は劇的良くなっており、小型化が進んでいます。侵襲がほとんどなく、耳鼻科のチェアーに座ったまま観察可能であり、非常に手軽です。これまで診察にエコーを取り入れていない先生は、是非この機会にエコーを始めて下さい。またこれまでエコーの使用頻度が少なかった先生も、この機会にエコーの理解を深め、これまでより広くエコーを活用して頂けるようになると幸いです。

参加費

参加費：3,000円（税込）　※当日、ハンズオンセミナー会場前で現金でお支払いください。

ハンズオンセミナーのお申込みには、第84回耳鼻咽喉科臨床学会総会・学術講演会への参加が必須となりますので、必ず学会ネームカードをご着用の上、お越しください。

お申込み方法

下記、「ハンズオンセミナー申込みフォーム」よりお申込みください。

定員：30名（先着順）　※定員に達し次第、締め切りとさせていただきます。ご了承ください。
申込締切：2022年5月31日（火）
6月20日（月）まで延長いたしました。

※講義、ハンズオンセミナーの見学はお申込み不要です。当日直接会場にお越しください。

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