大会長挨拶
第40回東海北陸理学療法学術大会
大会長 舟木 一夫
2024年9月7日(土)、8日(日)に岐阜市文化産業交流センター(じゅうろくプラザ)にて、第40回東海北陸理学療法学術大会を開催させていただく運びとなりました。会場のじゅうろくプラザは、JR岐阜駅隣接徒歩2分、名鉄岐阜駅より徒歩7分の立地にあります。
学術大会のテーマですが、「空の青さを知る」としました。「井の中の蛙大海を知らず」ということわざがあります。「視野が狭くありきたりの知識しかない」、「見識が狭い」というネガティブな意味ですが、このことわざには「されど空の青さ(深さ)を知る」という続きがあり、「狭い世界だからこそ、地道にその道を究めていけばその世界の深いところまで達することができ、その世界でしか見られない空を見ることができる」というポジティブな意味に変わります。
仕事に不安や悩みを抱えストレスを感じる理学療法士が増加しており、ストレスを軽減することは,今日的な課題となっています。仕事への魅力、やりがいを感じるなどポジティブで充実した心理状態になることでストレスが軽減し、満足度が高まるとされています。これには、個人の努力はもちろん、周りの環境も大きいと考えられます。この学会が、理学療法士の魅力・やりがいを再発見でき、理学療法士の空の青さを感じる機会になればと思います。
岐阜県理学療法士会担当の前回の学術大会のテーマは、自分の足元を見つめ直す機会を作りたいということで「看脚下」としましたが、今回は空を見上げます。
新型コロナ感染症により、社会全体で急速なデジタル化が進展し、それに伴い学術大会の開催形式も新しい形になってきています。オンラインには、時空間を超えていつでもどこでも参加できるメリットがあり、今回の学術大会は会場参加の企画とオンデマンド配信の企画を組み合わせて開催します。
岐阜県理学療法士会として総力を結集し、準備並びに運営に当たっていきます。関係各位におかれましては、本学術大会の趣旨にご理解いただき、ご支援、ご指導賜りますようお願い申し上げる次第です。