第33回日本耳科学会総会・学術講演会(The 33rd Annual Meeting of the Japan Otological Society)

第1回CTP検査講習会

第1回CTP検査講習会を、第33回日本耳科学会総会・学術講演会の会場にて以下のように開催いたします。

概要: 2022年7月1日に保険収載された外リンパ瘻の確定診断法であるCTP検査は、外リンパ漏出の客観的に診断を可能にしました。検査には中耳から採取する「中耳洗浄液」という、血液や尿とは異なる新しいタイプの検体を用います。そのため、この検体の採取法やその後の処理には、特別な工夫と手順が求められます。加えて、検査結果の解釈には、陽性・陰性の判定の背景を理解した上での知識が重要となります。

日本耳科学会は、このCTP検査を医療現場で有効に活用していただくため、専門の講習会を企画しました。講義では、外リンパ瘻を診断するバイオマーカーとしての有用性、そしてその判断基準となるカットオフ値の設定方法について詳しく説明します。どのような条件下で検査を行えば、信頼性の高い結果を得られるのか、これが最も重要なポイントです。さらに、CTP検査の限界と欠点についても論じる予定です。

先生方からの質問にお答えする時間を長めに設けております。CTP検査をこれから始める方だけでなく、既に使っている先生にも役立つ講習会です。ご参加を心よりお待ちしております。


日時
  • 2023年11月4日(土) 受付 10:30~
  • ➀講義 11:00~11:40/②実技 11:40~12:10
主催
日本耳科学会
会場
  • Gメッセ群馬 3F 第5会場(302)およびハンズオンセミナー会場(301)
  • 〒370-0044 群馬県高崎市岩押町12-24
プログラム
  1. ➀講義:検査の適応、検体採取・処理方法、結果の解釈、バイオマーカーの生物学的特徴、偽陽性偽陰性が生じる原因、適応と限界、本検査の欠点
  2. ②実技:側頭骨モデルを使用した検体採取、検体処理
    実際に鼓膜切開を実施し、生理食塩水を注入/回収の練習ができるモデル*を開発しました。
    *側頭骨モデルはジャパン・メディカル・カンパニーとの共同開発です。
定員
  • 20名
  • 定員を超える場合は、抽選等による決定となり受講できないことがあります。
  • 採否については後日、メールにて連絡いたします。
参加資格
  • (1)、(2)を共に満たす必要があります。
  • (1)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定耳鼻咽喉科専門医
  • (2)日本耳科学会会員
申込期間
令和5年(2023年)8月23日(水)~ 令和5年(2023年)9月19日(火)正午
申込方法
下記、専用フォームにてお申込みください。

定員のため締切りました。多数の応募ありがとうございました。

登録完了後、受領通知メールが自動配信されます。届かない場合は、登録が完了していない可能性があります。迷惑メールフォルダにメールがある場合もありますので、ご確認ください。
参加費
1万円(実費)

申込後、10月上旬ごろに受講受入れ通知書をメールで通知いたします。

参加費支払のための振込口座もお知らせいたしますので、通知後、2週間以内に納入がない時は、受講受け入れをキャンセルさせていただく場合があります。また、振り込まれた参加費は返金いたしかねますので、ご留意ください。